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日经春秋 20160323

2016-03-23 09:06 176 查看
史実をもとにスピルバーグ監督が撮った映画に「アミスタッド」がある。題材となったのは、19世紀半ば、スペインの奴隷商人に拉致されたアフリカ人たちが、反乱を起こして奴隷船を制圧し、米国に漂着した事件だ。彼らをめぐる米国での裁判が物語の縦糸である。

▼そして横糸は、奴隷制に対する告発と、自由を尊ぶ米国の建国精神に対する信頼。実在した人物がたくさん登場するが、なかでも印象深いのは、アンソニー・ホプキンス氏が演じたジョン・クインシー・アダムズだ。当時は大統領を退いて下院議員をつとめていた。そしてアフリカ人たちの弁護に立ち上がったのである。

▼米国の政治史をひもとくと過渡期の政治家という印象を受ける。大衆的な人気でアダムズの大統領再選を阻んだアンドルー・ジャクソンこそ、現代の米国政治の原型を形作った、とされているからだ。けれど、先住民や黒人奴隷たちに同情の目を注ぎ、ときに彼らのため自ら奔走したことに、時代を超えて共感を覚える。

▼選挙制度改革で話題の「アダムズ方式」の提案者でもある。有権者の少ない自分の選挙区の議席を守るためのアイデアだったらしいが、普遍性を持つから日本でも導入論が浮上しているのだろう。ただ仕組みを参考にするのでなく、その生き様にも学びたい、と考えたりする。自民党の方々は関心がないかもしれないが。
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