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天声人語 20160320 シジュウカラがつづる「文」

2016-03-20 09:44 162 查看
東京付近から信州のあたりでは、フクロウの声は「ノリツケホーセ」と聞かれていた。明日はお天気だ、洗濯物に糊(のり)をつけて干すにはよい日だと。民俗学者柳田国男が『野草雑記・野鳥雑記』に記している。もちろん雨の日もあるが、そこはご愛敬▼鳥の声を言葉に置き換えるのを「聞きなし」と言う。サンコウチョウは

「月(つき)、日(ひ)、星(ほし)」とさえずり、ホオジロは「一筆啓上(いっぴつけいじょう)仕(つかまつ)り候(そうろう)」と鳴く。そんなふうに私たちは、身近な鳥と親しんできた▼でも本当は、どんな言い回しをしているのだろう。想像をふくらませたくなる論文が、英科学誌に掲載された。シジュウカラが「単語」を組み合わせて「文」を作っているという▼総合研究大学院大学の鈴木俊貴さんたちの実験によると、危険を知らせる単語と仲間を呼ぶ単語をつなげて発声する場合、どうも語順が決まっている。間違った語順でスピーカーから流すと反応が鈍くなるという。一種の言語能力と考えていいかもしれない▼ネクタイのような黒い線が特徴のシジュウカラは日本で広く見られる鳥で、庭に巣箱をこしらえる方もおられよう。小さな彼らはまず下見をし、気に入るとすみ始めるというからなかなかの熟慮ぶりだ。地域にもよるが、今は巣作りが始まった頃か。ヒナに愛情を注ぐ姿が、これから見られる▼〈夢ひとつ入るるにはよき巣箱かな〉石山ヨシエ。鳥や動物たちにはどこまで心があり、知恵があるのか。春の日に公園で野山で、思いをはせてみるのも悪くない。
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