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日经春秋 20160306

2016-03-06 08:39 218 查看
現代高校生の青春群像を描き若者に人気の小説「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(渡航著)シリーズに、体育祭を描いた巻がある。山場は男子の棒倒しと女子の騎馬戦だ。リアルで繊細な文章が特徴とされる作品だけに、この巻の試合描写もきめ細かい。

▼棒倒しで、先陣は俊足を生かして正面から切り込む。体重のある生徒は押しの一手で意外な活躍ぶりを見せる。頭脳派はからめ手からこっそり敵陣に近づく。わあわあ騒いで走り回るだけの衝突回避派も。騎馬戦も同様だ。得意技を生かしたり巧みに逃げたり、勝敗よりも十人十色ぶりが両種目の面白さだと改めて感じる。

▼学校の運動会で、四つんばいの生徒が重なり山を作る「人間ピラミッド」などの組み体操が問題になっている。本欄でも先日取り上げた。骨折や内臓損傷など重いけがも多く、中止する動きが広がる。これに対し「棒倒しや騎馬戦も含め、危険ならすぐ禁止でいいのか」という主張も目にするが、やや理解が雑ではないか。

▼棒倒しは自分の判断で動け、いざとなればリタイアできる。球技や競走も基本はそうだ。組み体操は違う。「命が危ない」と感じても個人の判断で逃げることは物理的にできない。棒倒しなどより問題は多い。理不尽な運命に黙って耐える訓練にはなるかもしれないが、それが今学徒らの目指すべき人間像ではないはずだ。
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