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天声人語 20160213 アインシュタインの宿題

2016-02-13 15:51 274 查看
お酒を飲む口実は、さまざまだ。英国の古い詩人は書いている。〈酒を飲むべき理由は、五つばかりだ。/うまい酒があるから。友人と一緒だから。/のどが渇いたから。……そして最後には/どんな理由でもよかろう!〉と▼詩人アーサー・ビナードさんの本紙寄稿文から引いた。きのう金曜、夜の巷(ちまた)で「世紀の初観測

」を肴(さかな)に杯を挙げ、重ねた向きもあったろうか。人類もやるもんだ――。自分の手柄でもないのにどこか気分壮大になる、科学史上の大ニュースである▼米国の研究チームが、はるかな宇宙からの「重力波」を観測したと発表した。アインシュタインが100年前に存在を予言し、実証は「最後の宿題」とされていた。ノーベル賞が確実視される快挙であるらしい▼ゆえに世界の物理学者が一番乗りをめざしていた。重力波とは時空のゆがみが「さざ波」のように宇宙を伝わる現象、と聞いても、わが頭の想像力が追いつかない。ともあれその波が、光では見えなかった宇宙の姿を見せてくれるそうだ▼宇宙が誕生した138億年前から生じていて、原初の謎に迫る新たな「道具」と専門家は見る。ただ無辺の宇宙を究める上で、初観測は始まりにすぎないらしい。ようやく道具を手にした段階だ▼もじゃもじゃ頭で舌をべろっと出したアインシュタインの写真はよく知られる。どこか意地悪な宿題で人類を困らせる、いたずらな神様に見えてくる。いまごろ天上で言っているかもしれない。やっと来たね、ここまで。
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