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天声人語 20160107 北朝鮮が「水爆実験」

2016-01-07 15:31 260 查看
異界に迷い込んだような気分になった。25年前、北朝鮮の平壌に行った。当時の有力政治家の訪朝を取材するためだ。独裁権力下の人工的な政治都市は、すべてが大ぶりで威圧的にできていた▼国家理念を象徴するという主体(チュチェ)思想塔や、建設中だった105階建ての柳京(リュギョン)ホテルが天を突く。割り当てら

れたホテルの部屋からは高層アパートらしい建物群が間近に見える。夜になっても灯はどの窓にもともらず、人の気配がなかった▼当時の金日成(キムイルソン)主席と、同行記者も握手をする機会があった。温かく柔らかい手だった。頼んでもいないのにマスゲームを見せられ、市民とのフォークダンスにも参加させられた。鮮やかな民族衣装の若い女性とペアを組まされた。冷たく荒れた手のひらが、主席と対照的だった▼「売り家と唐様(からよう)で書く三代目」という川柳がある。家を手放す時も流行の書体を使う。遊芸にふけり、初代の築いた身上を潰す愚者への皮肉だ。主席の孫である正恩(ジョンウン)第1書記も、この調子では身を滅ぼすことにならないか▼「水爆実験」に成功したという。「特別重大報道」という発表の仕方が、独裁国家らしい仰々しさだ。北朝鮮の核実験は4度目。本当に水爆を開発したのかどうか。世界を驚かす愚挙には違いない▼国際社会での孤立を深めるだけなのに、なぜ暴走するのか。国内向けに自身の威信と求心力を高めることが狙いか。この国の独裁者が狼藉(ろうぜき)を働く度に、四半世紀前の女性の荒れた手が思い出されて悲しくなる。
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