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天声人語 20151224 犬も吠える?大気汚染

2015-12-24 09:10 141 查看
中国の四川省のあたりは古い時代に「蜀(しょく)」と呼ばれた。高い山に囲まれた地は霧や雲がしょっちゅう湧いて空を覆う。そこから「蜀犬日(しょっけんひ)に吠(ほ)ゆ」のことわざが生まれた▼太陽が珍しいので、顔を出すと犬が怪しんで吠える。唐代の文人、柳宗元(りゅうそうげん)の「恒(つね)に雨ふり日少なし

、日出(いず)ればすなわち犬吠ゆ」に由来するという。時は流れて、今の北京は、ぼんやり灰色に沈む街がしばしばニュースになる。日が出れば犬が吠えそうな、深刻な大気汚染である▼今月は最高レベルの「赤色警報」が相次ぎ発令された。自然の霧なら風情もあるが、有害物質で昼なお暗い。「人肉空気浄化器」なる言葉があるそうだ。自分たちの肺がフィルター代わりにされているという自虐的な意味を込めて、流行語になった▼実際、映像を見ると暮らしている人が気の毒になる。ドイツの研究所などの推計では、大気汚染が原因で亡くなる人は世界で毎年約330万人にのぼるそうだ。地域別ではアジアが最多で中国とインドがとりわけ多い▼中国は北京以外の都市でも、犬が日に吠えそうな状態と聞く。のぼる煙が繁栄への希望だった発展途上の時期を過ぎて、近年は工場建設への反対運動が各地で起きているという▼深セン(しんせん)の土砂崩れや、夏の天津の爆発事故などを見るにつけ、経済優先で爆走してきたひずみは大きいようだ。国家行事や国際イベントで見せる「つくられた青空」ではない「本当の青空」が、人々の望みのはずである。その方が世界の信用も呼ぶ。
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