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天声人語 20151220 築地最後の師走

2015-12-20 08:58 211 查看
遠海ものや近海ものの魚介の列をぬって、遠来の客や近所の人が行き交う。師走も下旬、東京・築地市場はこれからが人出のピークだ。市場は来年11月に江東区豊洲へ移転する。築地で迎える歳末は今年が最後になる▼移転か建て替えか、数十年来の議論がようやく収まった。「河岸の人間ってのは何でも逆らいたがるんです。で

も今のままじゃ古くて狭い。衛生面でも輸送の面でも時代についていけてない。潮時だと思います」と仲卸業の生田與克(よしかつ)さん(53)▼マグロを専門に扱う会社の3代目。河岸独特の言い回しを集めた著書がある。ポンコロは1尾を指す。デブロクは不ぞろいなこと。頭を切り離した魚は、ヘッドレスが縮まってドレスと言う。朝は2時に起き出して夜の8時に眠る生活を「築地標準時」と呼ぶそうだ▼場内で働く人々は独特の雰囲気をまとう。「兄さん」「お姉さん」と初見の客にも親しく話しかける。会話は気取らず温かい。小売業界に多い接客マニュアル通りの話し方を聞くことはない▼小社は市場のお隣にある。当直勤務中に市場の火事で取材に飛び出したり、刷り立ての号外を夜中に配って喜ばれたりした。徹夜明けのスシや海鮮丼の味ともども忘れがたい▼市場が日本橋から移って80年。築地は江戸の風情をいまに伝え、魚食文化を世界に広めた。あまねく知られたツキジの名を今後はトヨスが継ぐことになる。来年の暮れを思うとにわかに名残惜しくなり、朝昼続けて築地でいただいたりしている。
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