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天声人語 20151206 消えゆくか社員手帳

2015-12-06 09:20 169 查看
この季節、書店や文具店へ行くと来年用の手帳がこぞって手招きする。同じ一冊にこだわる人がいて、年ごとに違う手触りを楽しむ人がいる。1年の苦楽をともにすると思えば、師走にしばし迷う価値はあるだろう▼昨今、いわゆる社員手帳を廃止する企業が少なくない。お仕着せの支給品を嫌う若手が増え、コストも減らせるため

らしい。手帳評論家の舘神(たてがみ)龍彦さんによると、社員手帳の最盛期は平成の初めあたり。終身雇用制がゆらぎバブルがはじけ、廃止のうねりが起きた▼文具業界では昔から「年玉(ねんぎょく)手帳」と呼んできた。お年玉の時期に社名入りタオルや暦とともに顧客に配られたことに由来する。ルーツの一つは明治期、大蔵省が官員向けに発行した「懐中日記」とされる▼東京・柳橋の日本文具資料館で現物を拝見した。名勝案内、著名高山、駅時刻表など資料編に往時の香がただよう。「洋手帳」ともてはやされ、官から民へ広まった▼日本能率協会マネジメントセンターが今秋まとめた調査によると、予定管理に主として手帳を使う人はいま4割。これを3割のスマホ派が追う。20代ではもうスマホ派が手帳派を上回る▼小社も先ごろ社員手帳の発行を今年限りでやめると決めた。あわてて代わりの自分用を探しているが、これが存外むずかしい。文具店へ行けば品数が多くて目移りする。以前スマホに導入したつもりの予定表アプリを開こうとすれば、肝心のパスワードが思い出せない。師走にはや困ったことである。
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