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天声人语

2015-11-25 14:49 218 查看
どの国にも人々の胸に強い感慨を呼びさます日付がある。ドイツではベルリンの壁が崩れた11月9日、中国なら天安門事件の6月4日か。ミャンマーでは8月8日だろう。1988年のその日、民主化を求めるデモが全土に広がった▼四つの8を合わせて8888と記憶される。続く連日の街頭行動に軍事政権は銃を向け、逮捕や拷問で多くの若者の人生が急転した。東京・築地のすし店で働くマウントントンさん(49)もそのひとりだ▼文学を志す大学院生だった。連行され、頭に袋を被(かぶ)せられ、足を蹴られた。「学生幹部の居どころを吐け」。翌年、家族と別れ、タイ経由で日本へ逃れた▼東京で運よく見つけた仕事がすし店の見習だった。日本語を覚え、魚を覚え、旬を覚え、握り方を覚えた。四半世紀がたち、いまでは包丁さばきを日本人に日本語で教える立場にある▼故国の将来を左右する総選挙が、きょう8日に投票される。軍政の流れをくむ与党・連邦団結発展党USDPに対し、アウンサンスーチーさん率いる野党・国民民主連盟NLDの優勢が伝えられる。だがマウントントンさんは楽観していない。「25年前の選挙でもNLDが圧勝したのに、政権は選挙結果を無視しましたから」▼今回もし投開票に不正がなく、NLDが政権に加われば、彼の夢は一歩実現に近づく。「いつか東京とヤンゴンの両方に店を構え、築地の味を母国の人々に広めたい」。手際よくサバやマダイを握りながら、板場で20年来の夢を語った。
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