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日经春秋 20151010

2015-10-10 23:31 148 查看
イチオクソーカツヤク、イチオクソーカツヤク……。言葉というのは不思議なもので、音として何度も聞いているうちに頭にすり込まれてくる。内閣改造で「一億総活躍社会」なるスローガンが躍り出て数日。それがもうベストセラーのタイトルみたいに拡散中である。

▼突っ込みどころにも事欠かない。「進め一億火の玉だ」「一億一心」。戦争中のこういう標語を思い起こさせるという批判があるし、戦後だって「一億総ざんげ」に始まって一億総ナントカは概してイメージがよろしくない。そのへんも承知であえてひねり出した問題作か、昔のあれこれには無頓着な直球勝負のコピーか。

▼一億総活躍社会実現の司令塔として一億総活躍相を置き、近く一億総活躍国民会議を設けて「ニッポン一億総活躍プラン」をまとめてもらう――。安倍首相は先日の記者会見でイチオクソーカツヤクを連呼した。この言葉でぐいぐい押していく様子だが、中身が乏しければ世の反応は厳しかろう。なかなかの賭けではある。

▼年内に具体策の第1弾を打ち出すというけれど、出生率を上げて人口減を止める、介護離職をゼロにする、といった大懸案に切り札などあるのかどうか。お上が音頭を取ったらみんなが踊る時代でもない。ここは奇をてらうより、地道な施策をしっかり実行を。それとも2カ月後の、流行語大賞への滑り込みを狙っている?
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