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日经春秋 20150814

2015-08-14 12:00 253 查看
先の大戦は、日本で女性の社会進出が進む契機になった。戦後の改革による男女同権の話ではなく、戦中のことだ。人もモノもすべてをつぎ込む総力戦は、実は目に見えない社会構造を大きく変えた。歴史学者の吉田裕氏が著書「アジア・太平洋戦争」で分析している。

▼製造業の女性労働者は終戦までの14年間で5割増えた。高等女学校の生徒や卒業生も工場に動員され、女子工員たちと知り合った。専業主婦には戦争協力を目的に、国防婦人会や隣組などの「活躍」の場ができた。男性たちが戦地に駆り出された結果、「家」の外に舞台を得て、視野を広げ、発言権も強めていったわけだ。

▼変わったのは女性の立場だけではない。録音技師の木村哲人氏は回想記「戦争中は“極楽”だった」で、農村の封建社会は戦中に崩壊したと顧みる。コメ増産のため、政府が小作人を大事にしたのだ。また、軍による闇物資の買いあさりや学徒兵への暴力は、当時から人々に非合理的な組織への反感を育てたと吉田氏は語る。

▼戦争を繰り返してはならない。当然の話だ。その思いが時に戦前を全否定させ、反動からか終戦前の日本を理想化する見方も生む。実際は戦前と戦後の日本は、かなりの程度まで地続きだ。戦火の中で芽吹いた男女平等は、ほんの一例だろう。白黒で明快に分ける語り口は耳に入りやすいが、歴史はもう少し丁寧にみたい。
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