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日经春秋 20150812

2015-08-12 10:17 127 查看
昭和の国鉄マンに、以前こんな話を聞いたことがある。たとえば台風で線路の盛り土が崩れた場合、列車を一時止めて補修をする。復旧した後、保線作業員はどこで列車を見送るか。答えは「補修した盛り土の上」だった。自分たちが直した。だからもう崩れない――。

▼現場の安全を担っているという、プロの使命感と自負を感じさせる。日本の社会は、こうした人たちの地道な営みによって支えられてきたのだろう。それでも残念なことだが、陸でも海でも空でも、事故はゼロにはならない。日航ジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落し、520人が亡くなった事故から、きょうで30年たった。

▼激しく揺れる機内で乗客が家族にあてて書いたメッセージは、いま読み返してもやり切れない思いがする。先日訪ねた日航の安全啓発センターには、客室乗務員が残した手帳が展示されていた。「おちついて下さい」「ベルトをはずし、身のまわりを用意して下さい」「ハイヒールを脱いで下さい」。走り書きが痛々しい。

▼墜落の恐怖と戦いながら、不時着した際に自分がなすべき緊急アナウンスの内容を必死に書きとめていたのであろう。乗客の1人が残したメモには「機内よりがんばろうの声がする スチュワーデスは冷せいだ」とあった。最期まで自らの職責を果たそうとしたプロたちの思いを受け継ぎ、事故防止の誓いを新たにしたい。
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