您的位置:首页 > 其它

社説 20150724 油井さん宇宙へ 国際協力で存在感を示したい

2015-07-24 10:53 190 查看
油井亀美也さんが、ロシアの宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に無事到着し、活動を開始した。

 日本人として5人目のISS長期滞在だ。12月の帰還まで、科学技術や医学分野などで様々な宇宙実験を手がける。米露の宇宙飛行士と共に設備の維持、更新にも携わる。

 宇宙開発で、日本の存在感を示すことを期待したい。

 注目される実験の一つが、宇宙研究で最大の謎とされる「暗黒物質」の検出だ。銀河の星が群れをなしているのは、見えない暗黒物質による引力が影響しているとされるが、正体は分からない。

 それを突き止めれば、ノーベル賞級の発見と言われる。

 実験装置を船外に設置する必要がある。ISSに近づいた補給船をロボットアームで捕まえるなど、他にも高度な任務が多い。

 航空自衛隊のテストパイロットだった油井さんの冷静な判断力が求められる局面は多いだろう。

 ISSについては、2020年までの運用期間の延長が、関係国の検討課題になっている。

 米国は、24年まで延長する方針だ。ロシアや欧州、日本などにも参加継続を呼びかけている。国際協力による有人の月・火星探査を見据え、技術実証や医学研究を強化することが目的だ。

 米国には、宇宙を巡る国際情勢の変化も念頭にあるだろう。

 中国は、軍主導で宇宙開発を進め、地上偵察や測位などに力を注ぐ。衛星破壊の実験を実施し、国際的な批判を浴びたこともある。独自の宇宙基地建設も主要な目標に掲げている。

 ISSは、中国を牽制けんせいする重要拠点とも言えよう。

 ロシアは、ウクライナ問題などで米国と対立するが、3月に宇宙庁が参加継続を表明した。宇宙産業維持のため、当面は米国に合わせた形だ。ただし、長期的には独自の宇宙基地を検討するとも報じられており、不透明さが残る。

 カナダは、4月に延長を決めた。欧州は来年中に方針を決める。日本も検討を急がねばならない。

 ISSは、宇宙分野における日本の国際協力の柱だ。日米両国は、安倍首相の今春の訪米時に、ISSの運用延長の重要性を確認した共同文書をまとめている。

 政府は、ISS関連予算として年350億~400億円を計上している。日本が参加を継続するにしても、活用策とコストの圧縮について、さらなる工夫をしないと、国民の理解は得られまい。
内容来自用户分享和网络整理,不保证内容的准确性,如有侵权内容,可联系管理员处理 点击这里给我发消息
标签: